このコラムは、ソフトバンク・柳町達選手が月ごとに振り返る形で、自身の技術面、精神面それぞれにおいて“どんな変化=成長があったのか”を、具体的にポイントになった試合も挙げながら書いていく、『2023年シーズンの軌跡』です。試合に臨む中で、どういう意識、どういう考えを持ってやっているのか。「そのとき、そのときの自分の頭の中、胸の内を、いいことも悪いことも書いていけたらなと思っています」(柳町)。 
CSを争っている楽天相手に気合も入る中で、2試合とも1打席目にヒット。特に10月3日[写真右]は試合の主導権を握る貴重な追加点となりました
残り試合が少なくなっていく中でも、チームの雰囲気自体にはそれほど大きな変化はありませんでした。とはいえ、10月に入ってすぐ楽天との3連戦があり(2、3日がPayPayドーム、7日が楽天モバイル)、クライマックスシリーズ(CS)に行けるかどうか、そこで決まってくるんだろうなというのは、みんなが分かっていたと思います。だから、気合というか、みんな集中しているのは感じましたね。
一人ひとりが集中していて、だからこそPayPayドームでの2試合に勝利して、楽天モバイルでも追いつかれはしましたが引き分けに持ち込んだ。自力でCS進出を決められたのは良かったです。それだけに、レギュラーシーズン最終戦(9日の
オリックス戦=京セラドーム)は勝って終わりたかったですし、あと1勝というところで、最後の最後に3位になってしまったのは……でした。
ただ、僕個人的には、正直なところ・・・
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