1995年1月17日、阪神淡路大震災という苦難を経験したオリックスはさらに、翌96年には巨人を下し、悲願の日本一を達成した。 阪急時代を知るベテランたちと、イチロー(現ヤンキース)、田口壮(元フィリーズほか)ら後に平成を代表する選手へと成長する若手が融合して生まれた力。 苦境を跳ね返し、勝利へとまい進したナインたちの日々を、前述の2人とともに史上最高の外野陣を形成した本西厚博氏が振り返る。 阪神淡路大震災があった1995年は、平成のみならず私の人生にとっても、最も忘れられない1年と言えます。
1月に震災があり、2月に始まったキャンプも、参加の判断がわれわれに委ねられたため、最初は選手が少なかった。「本当にシーズンを開幕できるのか?」という思いもありましたが、徐々に選手も集まってきて「俺たちにできることは野球で勝って、勇気づけることしかない!」という気持ちが芽生えてきました。
そこで「がんばろうKOBE」というキャッチフレーズが生まれたのですが・・・
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