今回の特集は、2014年のプロ野球で起きた20の項目をピックアップ。その真相を解明、探っていく。最初は大谷翔平の11勝、10本塁打から。1918年のベーブ・ルース以来の大記録と周囲は騒ぎ立てたが、本人は今年の結果には「それほど大した数字を残せなかった」と満足していない。果たして、20歳で年俸1億円の若者は、どこを目指しているのか。 取材・構成=池田晋 写真=毛受亮介、BBM 一歩前進はしたが理想とはほど遠い
──侍ジャパンも含め、今季の全日程を終えました。この1年は自分にとってどんなものでしたか。
大谷 すごく収穫もありましたし、やらなければいけないこともたくさん見つかりました。チームとしては3位に終わったので、来年は優勝争いに絡みたい気持ちが、ますます強くなりました。
──CSで
オリックスを倒し、
ソフトバンクと互角に戦った姿を見ると、選手たちも自信をつかんだのではないですか。
大谷 それはあると思います。CSではチームとしてすごくいい戦いができて成長したので、来年につながると思います。でも、稲葉(篤紀)さん、金子(誠)さんが引退して、大引(啓次)さん、小谷野(栄一)さんが移籍しました。その中で、どうやって勝つのかをまた一から求め、残った選手が今年以上の成績を残さなければ厳しいと思います。
──さきほど収穫があったと言いましたが、具体的にどんなものですか。
大谷 数え切れないほどあります。技術的なこともそうですし、オフにやらなければいけないことがたくさん出てきました。1個だけじゃないですけど、それを一つひとつクリアしていかないといけないです。
──5月13日の
西武戦(函館)の初完封も大きな収穫だったと思います。
大谷 良かったところだけが収穫じゃないので、その試合はいい収穫の一つではあります。もっと違う収穫もあり、反省すべき点も踏まえて良かったと思います。
──その内容を教えてもらえますか。
大谷 う〜ん・・・
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