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若手ながらチームの柱として欠かせない存在となった次代のエースはやはり、チームに貢献することを誓う。

千葉ロッテマリーンズ 石川歩





ゴールデンイヤーなるか

「これ、僕が『新人王』って書かされたヤツですよね」。編集部に渡された絵馬を手に、開口一番に口にした石川歩。そのとおり、石川には1年前の新春合併号でもロッテの代表を務めてもらっており、絵馬をしたためるのは2年連続。その宣言どおり新人王を獲得したということもあり、「これに書けば叶うっていうことですもんね」と、ニッコリと笑いながら快諾してもらった。

 そして選んだ言葉は、自身だけではなくチーム全体の悲願だ。ロッテの日本一は2010年以来、リーグVは05年を最後に遠ざかってしまっている。14年シーズン限りで引退を表明した里崎智也の言葉を借りれば、「15年は21世紀に入って、ロッテが最も輝くゴールデンイヤーの周期」に当たるはずで、歓喜の瞬間への期待は高い。そのためにはもちろん、石川のフル回転が欠かせない。

阪神タイガース 藤浪晋太郎





チームを背負う覚悟

 高卒ルーキーから2年間先発ローテを守り、しかも2年連続2ケタ勝利を挙げている藤浪晋太郎。侍ジャパントップチームにも選出されるなど、プロ野球を背負っていく立場になりつつある、というか、なっている。2年目は表情も明るく、1年目以上にしっかりと受け答えをする投手へと成長した。クライマックスシリーズファイナルステージの第1戦で先発したことで、藤浪本人にも先発としての自覚が確立された。15年の開幕戦の先発も狙うことも表明するなど、上を目指している。2年目で日本シリーズを経験したが、敗戦。うれしい思いと悔しい思いをしたことで、より一層「リーグ優勝したい、日本一になりたい」という気持ちになっている。それを絵馬に込めた。1年間先発の柱として活躍できれば、その答えは自ずとついてくる・・・

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