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阪神タイガース

 


若手がチャンスをつかむシーズン
台頭できれば化学反応を起こす!?


 14年のチーム打率はリーグ3位ながら、要所でビッグイニングを作り、それを投手陣が守り抜くのが勝ちパターンであった。打線を支えたのが、鳥谷、ゴメス、マートンのクリーンアップだった。新外国人として打点王を獲得したゴメスが注目されたが、その前後を打った鳥谷、マートンが打率3割を超えたことで、ゴメスの負担を軽減させていたことも事実だ。

▲ゴメス



 しかし、鳥谷がメジャー移籍したとなれば、三番が懸案事項。2年目となるゴメスは、他球団から徹底マークをされることは必至。その分を三、五番がいかに軽減できるか。仮にマートンが三番に入った場合、五番を任せられるのは福留しかない。となると勝負強い打撃と高い出塁率を誇った鳥谷の損失がいかに大きいかが分かる。

 西岡がヒジの手術を受け開幕に間に合わせられる見通し。そうなると上本、大和とともに足を使える打線にはなる。つないでいく打線しか勝因は見いだせないだろう。

 その打線をカバーしなくてはいけない投手陣に不安がないわけではない。5、6番手の先発が決まっていない。若手投手陣がこの枠を奪い合う気概を見せることができれば、相乗効果で安定した先発陣が出来上がる。また・・・

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