週刊ベースボールONLINE



横浜DeNAベイスターズ

 


悲願に向けて戦力は整った
中畑体制“勝負”の4年目


 4年目を迎える中畑監督体制。初年度から“公約”として掲げてきたCS進出が、ついに現実味を帯びてきた。

 ここ数年崩壊していた投手陣の戦力がようやく整ってきた。久保を筆頭に井納、山口俊モスコーソを軸とした先発投手陣が安定した働きを見せ、チーム防御率はリーグ3位の3.76。この4枚に夏場大活躍を見せた三浦、開幕投手を務めた三嶋、二軍でチームトップの勝ち星を挙げた14年のドラフト1位・柿田、15年のドラフト1位の山崎康、同2位の石田が残り2枠の先発を争う。救援陣にも豊富な経験を持つ岡島、トライアウトを経て入団した東野、ドラフト4位の左腕・福地が加わった。他球団と比べて選手層が厚いとは言えないが、Aクラスを狙える戦力は十分にある。

 一方の打撃陣だが、昨季はリーグ最低の.253、568得点と振るわなかった。13年に首位打者と打点王を獲得したブランコが退団。人望も厚かった横浜ひと筋16年の金城がFAで巨人へと去った中、チームの顔として大きな期待を寄せられるのが筒香だ。14年にチーム打撃タイトルを独占した左の若き大砲は、新シーズンの四番に座ることが濃厚。持ち前の豪快なバッティングで打線を引っ張れば、チームの勢いは増す。盗塁王を獲得した梶谷やシーズン中盤から頭角を現した桑原、白崎など若い力も育ってきた。チーム力の総合力は上がっている。



 ただし、明確な課題もある・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング