成瀬、大引加入で守備力アップも、未知数の選手がどう化けるか

　リーグトップの打率.279を誇りながら、最下位に沈んだ14年のヤクルトを見れば、守備力の重要性は明らか。しかし開幕から先発ローテーションが確実なのは小川、石川、成瀬のみ。特に小川は貯金が作れることは確実で15年はフル回転に期待したい。そこに14年シーズン途中に先発転向した石山、2勝を挙げた杉浦が開幕一軍は濃厚とみられているが、どちらも一軍での実績が少ないだけに未知数な部分は多い。しかし真中監督は15年の構想をこう語る。



「(理想は6人で回すことだが)そうならないときは5人で回し、6人目はタイミングを見て入れていくことも考えている。若手が多いので、何かのキッカケにグンと行く可能性は秘めている」と6人目を固定するのではなく八木、村中、徳山、さらにケガからの復帰を目指す館山や由規に競わせる考えだ。

　また、中継ぎ陣では抑えのバーネットと秋吉は確定的だが松岡、久古、山本哲らの復調なくして勝利の方程式は成り立たない。それだけに、15年ドラフト1位の竹下にも期待がかかる。

　打撃力は・・・