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14年は都市対抗が85回、日本選手権が40回と区切りだったため、例年よりも出場枠が2チーム(34)多かった。15年は通常の体制に戻るため、14年以上の激しい予選が繰り広げられることは間違いない。15年シーズンの幕開けは、3月9日開幕のJABAスポニチ大会となっている。
文=中里浩章

▲真夏の球宴、東京ドームで開催される都市対抗野球大会。社会人各チームはこの大会に情熱をかけている



 まさに群雄割拠と言えるだろう。2014年、予選から波乱続きの都市対抗では西濃運輸が7年続いた関東勢の優勝を止め、日本選手権ではトヨタ自動車が3大会ぶりに王座奪回。二大大会を東海勢が制した。さらに、近年の不振が叫ばれている近畿勢も躍進。都市対抗では大阪ガスと日本新薬が8強入りし、日本選手権では日本生命とパナソニックが4強、NTT西日本と大阪ガスが8強。牙城を築いていたJX-ENEOSも監督交代の転換期を迎え、社会人野球はいよいよ戦国時代へと突入する。

 14年12月16日、日本野球連盟より15年度の公式大会日程が発表されたが、今季との違いを言えば、二大大会の出場数が14年は記念大会の特例で34チームだったのに対し、通常の32チームに戻ったことくらい。基本的に日程は従来と大きく変わらず、各チームとも腰を据えて大会に臨めるのではないだろうか。

 なかでも注目を集めるのは・・・

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