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2014年のドラフトで5人を輩出するなど、今では日本野球に欠かせない存在になっている独立リーグ。15年に9年目を迎えるBCリーグ、まだ2年目のフレッシュなベースボールファーストリーグ、そして、次なる10年に向かって歩み出す四国アイランドリーグ。さらなる発展を目指す。3つの独立リーグの新シーズンを読み解く。
文=メイルマン(BCリーグ)、中川路里香(BFL)、高田博史(四国アイランドリーグ)

【BCリーグ】BCL改革元年


 2015年のルートインBCリーグは大きな転換期となる。これまで上信越地区と北陸地区各3チームの全6チームに武蔵と福島が参入し全8チームとなるのだ。これにより信濃が北陸3チームの地区へ移り、新潟、群馬の地区に新たな2チームが加わる。新地区の名称は一般公募により決まる予定。

 最近の石川、富山、福井は旧上信越地区との試合に相性が悪く、6チーム制で唯一地区優勝を一度も果たせなかった信濃にもチャンスが巡ってくる。創設以来初の優勝を果たせるかどうかに注目だ。

 14年リーグ優勝の群馬と12年独立リーグ日本一の新潟も新規参入チーム相手に油断はできない。武蔵には防御率とセーブのリーグ記録を持つ元信濃の篠田朗樹(武蔵大)、新人ながら打率リーグ3位の打撃と広い守備範囲で群馬の優勝に貢献した安田権守(TOKYOMETS)らが加入し、福島はNPBとMLBで活躍した岩村明憲氏が監督に就任することで世界レベルの技術と精神を注入されるだろう。

 14年の独立リーグ日本一決定戦では群馬が徳島に敗れ、BCリーグは3連覇でストップ。かつて4連覇を成し遂げたアイランドリーグを再び追う立場となった。15年はレギュラーシーズンをこれまで以上に盛り上げて日本一の座を奪還し、リーグの改革元年を華やかに飾りたい。

【ベースボールファーストリーグ】発展途上中の新リーグ


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