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昨年12月21日、JR東日本とのオープン戦に三番DHで出場した谷田。無安打に終わったが、通常よりも1センチ長い86センチのバットを使用したことについて「振れる」と手応えを口にした



高校1年に掲げた7年計画の最終年


 ラフトイヤーを迎えた天性のアーチストが「即戦力としてプロになることが高校時代からの目標」と新年への意気込みを語った。東京六大学リーグで現役最多の9本塁打を放つ谷田成吾。六大学の本塁打記録を持つ慶大の先輩・高橋由伸巨人)と同じ背番号24を背負っていること、そして同じ左の強打者ということで、「由伸2世」の異名を取る。

2年春から背負う「24」。まずはキャリアハイが今春の目標で、あこがれの先輩へ一歩一歩近づいていく。



 昨年12月21日、この日が練習納めとなる慶大は神奈川県横浜市にある日吉グラウンドで、この時期としては異例とも言えるオープン戦を行った。相手は強豪・JR東日本。昨年まで社会人球界で優勝を争った慶大OBのJR東日本・堀井哲也監督が、同1日に就任した後輩に当たる大久保秀昭監督(前JX-ENEOS監督)へ対戦を熱望して実現した。

 三番・谷田は「プロはほとんどが86センチ」との理由で、実戦では通常より1センチ長いバットを持って打席に入った。結果は遊飛、左飛、2つの三振と4打数無安打も「すごく軽く感じた。振れる、という感じがある」と練習の効果を語った。このオフから87センチ、1100グラムのマスコットバットも振り込んでいる。速球に負けず、飛距離を出すのが目的。すべてはプロを見据えての取り組みだ。

慶大・谷田成吾の東京六大学リーグ戦成績


 全国の強豪20校以上の勧誘の中から、慶應義塾高に進学・・・

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