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智弁学園高 1996.6.30/183cm95kg/右投右打



早急なデビューはNO。2020年の四番へ育成


 即戦力と見てはいけない。高校通算73本塁打で、高校侍ジャパンでも四番を張った長距離砲。積極起用すれば、「それなりの結果を残す」というのは、首脳陣、関係者の見解ではあるが、久々に明るい未来をハッキリと描ける大型野手だ。

 目標にすべきは24歳を迎える2020年に四番・サードに座ること。同年に東京で開催される五輪で、野球・ソフトボール競技が復活していれば、「侍ジャパンの四番にも」との期待も、決して飛躍したものではない。だからこそ、すぐにでも一軍で起用したいところを、グッとこらえる。並の打者で終らせないために、「大きく育てる」というのが、岡本和真育成プランの根幹を成す。

 モデルケースは坂本勇人。選手のタイプは異なるが、27歳にして新キャプテンに就任した日本代表のショート・ストップが歩んできた道を、岡本にも当てはめる。高卒1年目(07年)の二軍キャンプを経て、シーズンは二軍で77試合に出場したあと、7月に一軍昇格。4試合を経験し、2年目以降の定位置獲得(※チーム事情もあり、原辰徳監督が積極的に一軍起用し育てた)につなげた。3年目には3割、4年目に30本塁打、6年目に最多安打のタイトル獲得と、キャリアを伸ばしている・・・

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