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二刀流・大谷翔平のプレーを支えるこだわりのアイテム

 

投手としても野手としても活躍を続ける大谷翔平は投手用のグラブ、スパイク、野手用のグラブ、スパイク、バットとほかの選手よりも多くのアイテムを使用している。それぞれに作りや形も違うだけに、こだわりもそれぞれだ。ここでは1年目から大谷の担当を務めているアシックスの岡田亮氏に、そのこだわりのアイテムを紹介していただいた。
取材協力=アシックスジャパン株式会社 写真=早浪章弘、小山真司、高原由佳

投手・大谷翔平


投手用グラブは手のひらが触れる部分にバッティング手袋の素材を採用




 デザインの特徴としましては、大谷選手本人の要望により、グラブ表面にバフ加工を施しヌバック調(1)にしています。以前はスパイクもヌバック調の素材を使用しており、本人好みの素材の1つとして採用しています。

 もう一つの特徴は平裏、手のひらが触れる皮部分(2)です。通常は皮が使われることが多いのですが、大谷選手が使用しているグラブには、バッティング手袋の素材を使用しています。投げる際に左手をあまり強く握らないということですので、フィットして安定する素材を採用しています。グラブのサイズは昨年の9月くらいから5ミリほど大きくして31.0cm となります。セットポジションの時の感覚から要望をいただいております。

 グラブのカラーは、以前使用していた青色から、昨年日本代表チームで使用いただいたカラーを気に入っていただき、Nブラックでいくことになりました。

 またグラブ指部(背面)を軽量化させた構造提案をさせていただいたところ「投げやすい」と言っていただいており、1 年目後半戦よりこの形です。ハミダシを2本(3)にすることで軽量性だけでなく、剛性を高めた構造となっています。

投手用スパイクは安定感を重視




 投手用と野手用では形が異なります・・・

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