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2015甲子園特集

優勝候補に隠された強さの秘密・東海大相模

 

全国の頂点に立つ最右翼になるだろう。ドラフト候補投手を2枚擁する東海大相模と今春センバツの優勝校である敦賀気比。両校の強さの秘密を探っていこう。まずは評論家・荒木大輔氏の見た東海大相模の強さから。

レベルの高いシートノック


 神奈川県大会で東海大相模の試合を数試合取材して、その強さをまず感じたのはシートノックを見たときだった。個々の選手の肩の強さ、スローイングの速さなどは当然目についたが、それにプラスして“正確さ”が備わっているのが非常に印象的だった。ボール回しもしっかりと行っていたし、例えばスローイングにしても送球がそれることがほとんどない。それは控え選手に置いても同様だ。そういった点では決勝で対戦した横浜より、明らかに上だったと思う。

決勝で横浜を9対0で下して2年連続甲子園出場を決めた東海大相模[写真=井田新輔]



 やはり、守備力が安定していれば試合でチームが破たんすることは少なくなる。守備で変なミスが出れば一気に試合が壊れることは多いが、東海大相模にはそんな心配は一切ないだろう。投手も安心してマウンドに立てるはずである。

 その投手陣だが盤石だろう。私はマウンドで投げているのはエースの小笠原慎之介しか取材できなかったが、決勝では本当に素晴らしいピッチングだった。しかし・・・

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