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東海大相模・北村朋也 好投手を輩出するSAGAMIの秘密

 

取材・文=岡本朋祐 写真=田中慎一郎

Wエースから学ぶ


 45年ぶり2度目の全国制覇を遂げた8月20日、投の原動力151キロ左腕・小笠原慎之介は「1」、151キロ右腕・吉田凌は「11」を着けていた。田倉雅雄部長はその意図を説明する。

「小笠原も1、吉田も1。2人で1試合を勝たないといけない。競争しながら、ここまで来ました」仙台育英との決勝は小笠原が161球を投げて完投し、自ら決勝本塁打を放ち3906校の頂点に立ったが、吉田との「Wエース」で勝った思いは変わらない。今夏、背番号「10」を着けた2年生右腕・北村朋也は、遊学館(石川)との3回戦で、先発・小笠原を救援して9回1イニングを1安打無失点。優勝メンバーの一員として貢献した。

北村朋也 15年夏の甲子園成績


「あこがれのマウンドは最高でした。春の公式戦まではオドオドしているところがありましたが、甲子園でも落ち着いて投げることができた」

 今夏の県大会で計測した自己最速を1キロ更新する146キロ。182センチの本格派右腕は、早くも16年のドラフト候補と注目されている・・・

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