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特集・世界を驚愕させた“超絶”球児

オコエ瑠偉 果敢な姿勢で“規格”を打ち破る

 

取材・文=鶴田成秀



 木のバットに対応できるのか――。U-18ワールドカップは、そうした見方をする人が多い。実際、対応に力を注ぐ選手も多かった。そんな中で積極的に木製に対応しようとしていたのがオコエ瑠偉だ。

 スーパーラウンドの開幕を翌日に控えた9月2日、舞洲ベースボールスタジアムで打撃練習を行ったメンバー。オコエは清宮幸太郎のバットを手に打撃練習を行っていた。

「冬は木製バットを使っていましたが、普段は使ってないんで試してみようと。自分に合うものに巡り会うまで時間がかかりますから」

 打撃フォームでも試行錯誤を重ねていた。一番打者で出場した一次ラウンドのアメリカ戦では、高く弾んだ一ゴロを内野安打にするなど、夏の甲子園同様、その足で観客を沸かせた。実は、昨秋は三番。打順に応じて、打ち方を変えていたという。

「一番では、とにかくバットに当てることを意識。三番では・・・

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