週刊ベースボールONLINE

特集・ソフトバンク 2年連続日本一
第2戦の“長過ぎる”ソフトバンクの攻撃

 

 ヤクルトの守備時間が異様に長かった。初回、一番打者に抜てきされたソフトバンク福田秀平がライト前へヒットを放つ。そして4球目に盗塁。その後もダブルスチールなどを仕掛けられ、ヤクルトの先発・小川泰弘は揺さぶられ続けた。何とか無失点に抑えたものの、要した球数は29球。マウンドに約30分も立ち続けた。

 2回表、ソフトバンクの先発・バンデンハークは燕打線を三者連続三振に斬って取りアッという間に攻撃を終わらせた。小川は、約5分前までいたマウンドにすぐに帰らなければいけない状況となった。

ヤクルト先発の小川はソフトバンク打線の重圧に負け、4回2/3で降板。2失点だったが、98球を要した



 強力ソフトバンク打線、四番・内川聖一が左8ろっ骨骨折で戦線離脱をしたと言っても、第1戦で15安打を放った。慎重に慎重を重ねる投球をするしかない。もともと球数が多い小川だが、それ以上に間合いが長くなっていった。2回は16球、3回は17球とさほど多くはないが、3回が終わるまで両軍無失点だが試合時間は1時間半。その時間のほとんどがソフトバンクの攻撃。それだけヤクルト側がソフトバンクの各打者を警戒していた。

 その警戒のほころびが4回に出る・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング