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特集・2015年プロ野球総括
ソフトバンク・層の厚さで付け入るスキなし

 

143試合90勝49敗4分、勝率.647 @ホーム:44勝25敗3分、ビジター:46勝24敗1分、交流戦:12勝6敗 勝率.667 1位


投手力


 チーム防御率3.16は2位・オリックスの3.59を大きく引き離してリーグトップ。先発、救援別の防御率でも他を圧倒した。特に救援では2.81と唯一の2点台。リーグ記録の41セーブをマークしたサファテをクローザーに据え、五十嵐亮太森唯斗、バリオスが力を発揮。ロングリリーフや敗戦パターンで勝利の可能性を高めた二保旭飯田優也の経験の浅い若い2投手の存在感も大きかった。「少しでもいい状態でマウンドに立たせることが僕の仕事」と語る工藤公康監督の下、抑えのサファテ以外は登板数が60を超えないように管理されたことが奏功し、リリーフ陣全体が好コンディションを維持した。

 先発では高卒4年目の22歳・武田翔太が一本立ち。開幕からローテーションを守り抜いてチーム最多の13勝を挙げた。また、中田賢一スタンリッジもローテーション投手として役割を果たし、不調による二軍落ちを初めて経験したエース・攝津正も「最低限」の10勝。来季、ソフトバンクに復帰する和田毅(元カブス)以来の5年連続2ケタ勝利を達成した。大隣憲司が離脱した穴も、バンデンハーク寺原隼人ら、層の厚さでカバーした。

攻撃力

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