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特集・2015年プロ野球総括
西武・踏ん張れなかった救援陣

 

143試合69勝69敗5分、勝率.500 @ホーム:40勝31敗1分、ビジター:29勝38敗4分、交流戦:10勝6敗2分 勝率.625 3位


投手力


 昨年、リーグ最多の与四球を記録した投手陣だが今年もその課題は改善されなかった。487四球、70死球はいずれもリーグ最低。チーム防御率はリーグ4位の3.69だが、制球力の欠如は試合を壊す要因となるだけに、投手陣には繊細な投球が求められる。

 今年は得点圏でも手痛い一打を浴びることが多かった。得点圏での被打率.278もリーグ最低。ワースト2位は日本ハム(.269)、3位はロッテ(.262)と必ずしも順位と直結しているわけではないが、優勝したソフトバンクは(.230)。投手陣が、もっと精神的にタフにならなければ王者を倒せない。

 さらに救援陣のレベルアップも求めたい。7月中旬からクローザーの高橋朋己が大不振に陥ると、球団ワーストの13連敗。先発陣は開幕からエース岸孝之を欠いたが、リーグ3位の防御率3.83と踏ん張った。しかし、救援陣は同5位の4.12。後を託された投手が抑え切れば拾えた勝利も多かっただけに、来年こそ同じ轍を踏まない必要がある。

攻撃力

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