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特集・2015年プロ野球総括
ヤクルト・大混戦を制し141試合目で頂点に

 

143試合76勝65敗2分、勝率.539 @ホーム:45勝26敗1分、ビジター:31勝39敗1分、交流戦:8勝9敗1分 勝率.471 8位


投手力


 石川雅規は「昨年は投手で負けたと言われたことが悔しかった」と振り返る。そして「今年は投手で勝てる試合を増やそう」というのが投手陣の合言葉になっていた。昨季のチーム防御率はリーグ最下位の4.62。救援投手防御率は4.58も同最下位だった。それが今季はチーム防御率3.31で3位。救援投手防御率はトップの2.67だ。開幕直後に14試合連続3失点以下のプロ野球記録を作るなど、その変貌ぶりは明らか。ロマン、オンドルセク、バーネットが勝利の方程式を築き、勝ち試合を確実にモノにできたことでチームは安定。

 また、回またぎや連投も厭わない秋吉亮や貴重な左腕・久古健太郎中澤雅人らが試合終盤まで最少失点で耐えることで、流れを呼び込んだ。その結果が昨季24度だった逆転勝利を32度にまで増やすことに。6月には、館山昌平の復活と、今季初登板から6戦6勝の山中浩史の台頭、ケガでの離脱はあったものの、終盤に戻ってきた石山泰稚杉浦稔大の活躍もチームにとっては大きかった。あとは石川、小川のほかに1年間ローテーションを守れる先発投手が出てくれば投手力はより強固なものになる。

攻撃力

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