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球春到来!キャンプフラッシュ

松坂大輔 “平成の怪物”にファンも歓声

 

日本流に戸惑いも!?
“ 平成の怪物”にファンも歓声


 人を呼べる男・松坂大輔はやはり生粋のスターだ。ソフトバンクのキャンプ初日、工藤公康新監督や前年の日本一チームという話題もあったが、大半の報道陣のお目当ては“平成の怪物”だった。9年ぶりに日本球界に復帰する背番号「18」の新しい挑戦の第一歩に立ち会おうと、テレビカメラ25台が並び、報道陣は150名超え。ファンも1万7200人が来場した。

 9年ぶりの日本のキャンプ、本人は戸惑いを見せていた。「次のメニューがどこであるか分からない」。宮崎・生目の杜総合公園で行うキャンプは、メーングラウンドに3面のサブグラウンド、室内練習場にブルペンと、メニューごとに場所を移しながら効率良く進めるのが特徴。「初めてのチームなので、分からないことが多くて……でも若い選手が声を掛けてくれたりして助かりました」。その松坂の動きに合わせて、ファンも動く。「熱気がすごかったですね」と、久しぶりの雰囲気を味わった。

▲日本球界復帰を果たした松坂。いい雰囲気の中で練習に励んでいる[写真=湯浅芳昭]



 西武時代と変わらず、温かい声援を送ってくれる大勢のファンに、「ちゃんと結果で応えたい」と決意を固めた松坂。初日は投内連係や強化トレーニングで汗を流し、午後には報道陣をシャットアウトしたブルペンでマウンドの感触を確かめながらフォームのチェックを行った。

 アメリカで過ごした8年間では、右ヒジの手術や中継ぎの役割を与えられるなどの苦難も味わった。「もう一度」と決意して選んだソフトバンクのユニフォーム。「そのうち似合ってくればいいと思います」と語る顔に自信がみなぎっていた。
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