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球春到来!キャンプフラッシュ

江夏臨時投手コーチと掛布DCが一軍で直接指導

 

江夏臨時投手コーチと掛布DCが一軍で直接指導


写真=前島進

 球団創設80周年の記念の年に何が何でも日本一をつかむため、キャンプイン初日から、レジェンドたちが自分たちの持っている知識を後輩たちに授けている。

 初めて臨時投手コーチを引き受けた江夏豊氏は、じっくり投手陣を視察。ブルペンで熱い視線を送った。「(中西投手コーチには)もう少しキャッチボールを大事にした方が良いんじゃないか」とアドバイスを送った。

▲キャンプイン初日からじっくり投手陣を見てアドバイスを送る江夏臨時投手コーチ



 その中でドラフト2位の石崎剛に対し「まずあのフォームが面白い。抜けたようなフォームは、あれは右バッターがまず第一に恐怖感を感じる」と素質を高く評価。さらに昨年のドライチ、岩貞祐太にも先発5、6番手入りの期待をかけた。「見るのがオレの役目だから、見るのは苦にならない」とどっしりとブルペンで後輩たちの投球を見届けている。

 一方、グラウンドでは、今年は一軍で指導する掛布雅之DCが笑顔で熱血指導を行った。キャンプイン前に「野外での打撃が楽しみ」と語っていたドラフト3位の江越大賀にも熱血指導するなど、精力的に動いた。また昨年、西岡剛に打撃の際のヒザの使い方への助言を行っていたが、その部分もしっかり修正できているとお互いに確認し合うなど、納得の表情でキャンプ初日の指導を終えた。

▲身ぶり手ぶりで熱血指導をする掛布DC



 2人の一軍での直接指導は6日(金)までと約1週間しかないが、その間に持っているモノをできるだけ伝え、30年ぶりの日本一へ向けての手助けを行っていく。

80周年ユニフォーム発表




 キャンプイン前日の1月31日、阪神の沖縄宿舎ホテルで新ユニフォームの発表記者会見が行われた。コンセプトは「歴史」、「伝統」、「新しさ」。ホーム、ビジターともに「歴史」、「伝統」を感じさせるタテジマを用いて、ビジターのカラーはグレーを復活採用した。アクセントとして「前立て(首元から前面にかけてのライン)」を用いて「新しさ」を表現。

「30年前、入団したときのユニフォーム。初心に帰るというか。伝統を感じる、このユニフォームで新たな歴史をつくっていきたい」と和田監督は新ユニフォームで優勝への決意を語った。
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