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元横浜・中根仁の第二の人生

 

パワフルな打撃と強肩で鳴らし近鉄、横浜で活躍した中根仁氏。03年限りで引退後は横浜、DeNAでスカウトやコーチとして実績を積み上げた。その中で、ある人物に出会い、野球界に違う形で貢献したいという思いが芽生えてきた。そして2013年退団すると、即座に行動に移し、元プロ野球選手やアスリートとファンをつなぐサイトを立ち上げたのだ。



 今までにありそうでなかった事業を1年前に始めたのが、近鉄、横浜でパワフルなバッティングでわれわれを魅了した中根仁だ。現在、元野球選手やアスリートが現役引退後に飲食店や治療院などを経営し頑張っている姿を、ファンに情報を提供しているサイト「アスリート街.com」を運営しているのだ。

 セカンドキャリアの方々を、一つのサイトに集め、ファンとの交流を深めている。現役を引退した選手のためのセカンドキャリア支援を行う事業は最近多く聞かれるようになったが、その後をさらに支援し、交流の輪を広げようと奮闘の日々を送っている。

「DeNAコーチ時代にフェニックス・リーグで宮崎にいるときに、選手たちの昼飯などを球場に持ってこられる人がいらして、それがプロ野球の先輩で、広島などで活躍された片岡光宏さんだったんです。宮崎市内で『お好み焼き・鉄板焼かたおか』を経営されているんです」

 中根は度々、片岡氏の店を訪ね、そこでさまざまな話をする中で、元プロ野球選手がどこで飲食店をやっているかという情報が少ないことにも驚かされた。

 実際に、全国各地でしっかり働いている元選手たちは多い。その人たちを全国の野球ファンに知らせたいという気持ちが大きくなっていく自分に気が付いた。そして2013年オフにDeNAを退団すると・・・

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