週刊ベースボールONLINE

 


2015年のプロ野球が開幕して10日余り―。今年も各地で熱戦が繰り広げられている。一躍、脚光を浴びる選手も飛び出していxるが、そんな話題の人を直撃する連載インタビューがスタート。まずは開幕5連勝と絶好のスタートを切った西武の一番打者、秋山翔吾の登場だ。自身も打率.333と結果を残しているが好調の要因などを聞いた。(記録は4月10日現在)
取材・構成=小林光男 写真=桜井ひとし

ベンチも一体となりすごくいい雰囲気


4月5日のソフトバンク戦(西武プリンス)で先頭打者アーチ。続く栗山もアーチを架け、連敗ストップに貢献した(写真=川口洋邦)



──4月5日のソフトバンク戦(西武プリンス)で初回先頭打者アーチ。続く栗山(巧)選手も一発を放ち、31年ぶりの先頭打者からの連続本塁打となりましたが、見事な働きで連敗を止めました。

秋山 前日にやられていて、早い段階に得点が欲しいところで、チームに勢いをつけられる最高の結果が出て良かったです。

──今年は打率.459でオープン戦首位打者に輝き、シーズンに入っても.333と好調をキープしていますが、その要因はどういった点にあるのでしょうか。

秋山 昨年、納得いかない成績で(打率.259、4本塁打、47打点)、大きく打撃を変えなければいけない、と。そこで参考にしたのが森(友哉)でした。バットを寝かして構え、力が入っているようで抜けている形。DeNAの梶谷(隆幸)も同様ですが、バットを遊ばせながらタイミングを取って、バットをスパンッと出す。そういった理想の打撃フォームを参考にして、自分に取り入れて。それをキャンプから体に染み込ませていくことができたのが、まず大きかったと思います。

──打撃フォームが固まって自信があるからか、打席でもファーストストライクから積極的に打つ姿勢が目立ちます。

秋山 いま一番を打たせてもらっていますけど、立ち上がりは投手も自分の調子を探りながらの投球でしょう。特に初球8、9割は真っすぐ。その1球を見逃したら投手はラクになる。たとえファウルになっても、それでやっと相手と五分かなと思っていますから。

──積極的な姿勢を貫けるのも、二番に出塁率の高い栗山選手が控えているからでしょう。

秋山 そうですね。僕が早いカウントから積極的にバットを振ることができるのも、後ろに栗山さんが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング