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“プレミア12” 初制覇への戦い

梶谷隆幸 侍の激戦区・外野手で勝負をかける

 

2013年の台湾遠征では内野手で小久保ジャパンに選出され、国際舞台での強さを発揮した。外野手に転向した現在、打撃面、走塁面でさらなるレベルアップを感じている。
写真=大泉謙也



 交流戦に入り、連敗のトンネルの中で喘ぐチームを鼓舞するような一発だった。6月12日の日本ハム戦(札幌ドーム)、3回表、二死二塁から三番・梶谷隆幸武田勝の真っすぐをライトスタンドに運んだ。

「久しぶりのホームラン。うれしいですね。練習でもちょっと意識していたので、それが結果に出て良かったです」

 ボールをとらえるときの「感覚的な手さばき」を意識する打撃は天性のものだ。ヘッドを走らせ、鋭くバットを振り抜く。左足首のねん挫により、チームを離れていた期間はあったが、今季は開幕から打率3割をキープし、四番に座る筒香嘉智とともにチームの主軸を担っている。

 2007年のプロ入りから、一軍定着まで時間がかかった梶谷のキャリアを振り返ると、2つのターニングポイントがあった。一つはチームがDeNAに生まれ変わり、中畑清監督が就任した12年・・・

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