2014年に初めて二塁手のレギュラーを奪取。CSでは2度決勝打を放つなど、堅実な守備に加え、打撃でも大きな成長を見せた。今季は待望の遊撃手で定位置を確保。前半戦は3割に迫る高打率を残した。俊足で小技もあり打撃の好調で初の代表候補入りを果たした。 写真=高原由佳 オールスター明け、7月20日からの
楽天3連戦(札幌ドーム)は無安打に終わり、併殺打が2つ。
中島卓也らしくない後半戦のスタートだった。だが、24日の
西武戦(西武プリンス)ですぐに“らしさ”は戻る。3回に後半戦初ヒットを放つと、1点を失った直後の5回表にセーフティースクイズ(記録は犠打野選)でリードを広げ、8回は犠打を成功させて大量得点につなげた。翌25日は8回一死三塁で二ゴロを放ち、1点差に迫る貴重な打点で、9回の逆転劇につなげた。
中島卓が打席に立つと、相手バッテリーは頭を悩ませる。長打を打たれる怖さはさほどないかもしれないが、バントなど小技が得意で、攻撃の仕掛け人となるからだ。さらに、相手投手が好調で攻略が難しい場合は、高いバウンドやボテボテのゴロでも内野安打で生き、攻撃の糸口を見つけることもできる。今季はさらに、内野手の間や頭上を鮮やかに抜く打球が増えており、好アベレージを残している。
昨季は二塁手のレギュラーに定着し、主に
西川遥輝との一、二番コンビで多くの得点を演出した。盗塁王に輝いた西川も「卓さんが粘ってくれるので・・・
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