広島の日南キャンプが始まった。一軍の日本人投手は初日から全員がブルペン入り。活気はあったが、やはり主役がいない寂しさがある。
黒田博樹の合流は16日。そして
前田健太はいない。
1月は広島を拠点に汗を流した前田。親友と呼ぶ
中田廉、弟とかわいがる
大瀬良大地ら、「チームマエケン」がパートナーだった。ドジャースへの移籍が決まっていても、仲間たちの間にある空気は変わらない。チームマエケンのメンバーが本当に「マエケン・ロス」を実感したのは、キャンプで日南入りする前日、1月30日の自主トレ最終日のことだった。
「最後にこれまでのお礼を伝えました。今年は前田さんがいないってことが、すごく実感としてあります」と大瀬良は語った。今年、先発に再転向する大瀬良はポスト・マエケンと期待される。もちろん、初日からブルペン入り。「2ケタ勝利」をノルマに掲げ、過去2年以上の意気込みでシーズンに向かう。その意気込みの詳細は2月8日発売の週刊ベースボール2月20日増刊号(選手名鑑号、一部地域は発売日異なる)に掲載。(広島担当K)