2年目右腕が頼りになるリリーフエースになるか。
平田真吾は今季初登板が遅れたが、救援陣の一角としてチームを支えている。
圧巻だったのが6月6日の
西武戦(横浜)だった。面白いように奪三振を記録し続けた。
メヒア、森から奪い、渡辺からも奪ったがこれは振り逃げになってしまった。それでも最後は斉藤を三振。振り逃げ暴投を含めて、1イニング4奪三振の快記録を樹立した。「思ったとおりに投げられました。自分の投球をしようと思った」と笑顔を浮かべながら振り返った。
北九州市立大、ホンダ熊本を経てドラフト2位と大きな期待を受けて入団したが、昨季は9試合の登板にとどまった。開幕4戦目の4月2日、
巨人戦(横浜)は苦い経験を味わった。8回にマウンドに立ったが相手打線に捕まった。1アウトしか取れず4失点。試合の流れを渡してしまう投球で、この試合は痛恨の逆転負けを喫した。今季は昨年の屈辱をバネに飛躍を期すシーズンにしたいところだ。
交流戦ではロングリリーフも任されるなど、計7試合に登板して失点はわずか1。防御率は1.08と上々の成績を残した。中畑監督はリリーフのエースとして期待しており、セットアッパーのポジションをつかむかに見えた。ただ6月10日の
楽天戦(コボスタ宮城)では4対4の8回に暴投で決勝点を許し、14日にはプロ2年目、初登板で好投を演じた砂田を6回途中から救援するも、交代直後の初球をとらえられて痛恨の3ラン。
「チームに申し訳ない」と反省した。まだベンチの信頼を勝ち取っているとは言えないが、失敗を糧に今後どういう投球を見せるかが注目だ。