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梨田昌孝コラム

第8回 阪神との優勝争いで不安材料となる内海の不調

 

 今回は7月12日の中日巨人(ナゴヤドーム)から取り上げたいと思います。巨人は内海哲也投手が不安定な内容で1回に2点を先行され、3回にも一死二塁とピンチを招きました。序盤で3点のビハインドとなると、厳しいところでしたが……。

 内海投手と加藤健捕手のバッテリーは、ここで和田一浩選手を迎えました。初球は内角への直球で見逃しストライクを奪いました。2球目はシュートが外角に、3球目も直球が内角高めに、それぞれボールとなりました。決して明らかなボール球ではなく、一塁は空いていましたが、和田選手には前打席に四球を与えていたので、際どいところで勝負していくのは間違っていなかったと思います。

 4球目はシュートが外角に決まり、2-2と平行カウントに戻しました。ここまでの配球はすべて速球系でした。内海投手はこの日・・・

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梨田昌孝の戦術眼2013

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2球団の監督として優勝経験を持つ名将・梨田昌孝の試合回顧コラム。

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