初マウンドが忘れられないですね。交流戦だったのですが、最初に対戦した打者が
前田智徳さんで。自分が投げる緊張よりも、「オーッ、前田さんだ」の思いの方が強かった。そして、そこで三振が取れたということが、僕にとってはものすごい一歩になりました。
当時は中継ぎだったので、その後もすごい打者との対戦が多かったです。中でもいい思い出が、
山崎武司さん。高校の先輩なので、僕がプロに入って一番対戦したかったのが山崎さんでした。僕が勝手にですが、この前田さん、山崎さんのお2人のときだけは、ただ純粋に1対1の勝負をやっていたと今になって思います。