“7色の変化球を持つ男”として『週刊ベースボール6月23日号』の変化球特集に登場してもらった
オリックスの
金子千尋投手。その金子投手の持ち球8球種・10種類を掲載した『金子千尋の変化球バイブル』が、8月27日(水)に発売となる。
誌上レッスンのページではボールの握り方、投げ方のコツをそれぞれ披露してもらったが、その中で印象に残っている言葉は「変化球だけど、そこまで変化させる必要はない」というもの。インタビューページでも次の言葉を残している「変化していないことを恐れてはいけません。必ずしも変化が大きい方がバッターが打ちづらいとは限らないので」
どういうことかというと、つまり、変化球は“変化するボール”なのだから、その変化は大きければ大きいほどいいと思われがちだが、必ずしもそれが打ちづらいボールではないということ。自分から見えるボールの軌道ばかりに注目してしまうと、バッターから打ちづらい変化球が分からなくなってしまうというのだ。だから、金子投手は「バッター目線で考えましょう」と呼びかける。
これぞ、まさに目からウロコの言葉。常識的な考えにとらわれず、柔軟な思考を持っているからこそ、これだけの成績を残すことができるのだなと、あらためて思った。金子投手の独自の投球概念にも触れることができる『金子千尋の変化球バイブル』。でひ、ご一読ください。(三橋)