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大詰めの六大学と東都

 

 神宮球場で行われている東京六大学、東都大学の秋季リーグ戦が佳境を迎えている。

 まずは東京六大学。10月20日現在で立大、明大、慶大、早大の4校が勝ち点3で並んだ。立大と明大が対戦する25日からの第7週で立大が勝ち点を挙げれば99年秋以来のリーグ優勝。明大は2連勝で自力優勝、2勝1敗だと、早慶戦へともつ込む展開だ。

 そして東都は今週、最終週を迎える。史上初の7連覇を狙った亜大だったが中大戦、駒大戦で勝ち点を取りこぼし、偉業達成の夢は潰えた。優勝の可能性が残されているのはその駒大と中大。雨で未消化となっていた3回戦が明日23日に行われ、駒大が勝てば完全優勝で26季ぶり27度目のリーグ制覇が決まる。一方の中大は駒大戦に勝利し、23日の青学大3回戦にも勝てば駒大に勝ち点、勝率で並び、優勝決定戦となる。

 しかし、今季6勝を挙げているエース左腕・今永昇太(3年・北筑)がいる駒大優位は動かない。ノビのある140キロ台のストレートとスライダーなどの変化球を操るサウスポーは、15日の拓大1回戦で8回無失点14奪三振の快投を見せた。通算勝利数を現役最多の17に伸ばした15年のドラフト最上位候補投手が13年ぶりのV奪回を手繰り寄せる。

 両リーグともに優勝チームが11月15日から行われる「明治神宮野球大会」に出場する。秋の大学日本一を決める大会に出場権を獲得するのは果たして――。(高橋透)
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週刊ベースボール編集部による日替わりコラム。取材のこぼれ話も。

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