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本誌編集長コラム

黒田への尽きない興味

 

 昨年末にビッグニュースが飛び込んできた。ヤンキースからFAとなっていた黒田博樹の8年ぶりの広島復帰。12月27日に球団から正式発表され、背番号15が広島に戻ってくることになった。前田健太も今オフのポスティング制度によるメジャー移籍をあきらめ残留、2015年の広島は“新旧”エースがそろい踏みすることとなり、24年ぶりの悲願の優勝へ大きな追い風となるだろう。

 黒田の実力は疑いようがない。ドジャース時代の10年から5年連続2ケタ勝利をマーク。昨季も32試合に登板して11勝9敗、防御率3.71。今年で40歳となるが、まだまだ一線級だ。しかも、メジャーのスタイルに適応するために試行錯誤を重ね、投球スタイルを変化させた上で、だ。まさにプロフェッショナルといえる。

 果たして、広島ではどのような投球を見せてくれるのか。メジャー時代のようにツーシーム主体の投球で打者を牛耳るのか、はたまたNPB仕様にスタイルを変えてくるのか。さらに、黒田の存在がチームに及ぼす影響はいかに。メジャーより日本球界復帰という前代未聞の選択を行った黒田に興味が尽きない。
野球の風

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週刊ベースボール編集長の編集後記。球界の動きや選手に対して編集長が思いをつづる。

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