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“プロ野球カレンダー”に反応しない自分のインディファレンス(無関心)にガク然
それでも名鑑の季節はワクワク、“顔”こそ大事なのだ

 

長嶋茂雄の現役最後の年[74年]の「週ベ」の写真名鑑。子どもたちはこの顔にあこがれた


 早いもので、もう2月。開幕までアッという間である。この“プロ野球カレンダー”が日本人の頭に刷り込まれてからどれぐらいたつのだろうか。いまは“サッカー・カレンダー”で、1年を感じる子どもたちも多いかもしれないが、筆者の子どものころは、“プロ野球カレンダー”一色。その最後の1枚、つまり、日本シリーズがめくられてしまうと、何とも言えない寂しさに襲われたものだ。とにかく開幕まで、長〜い、長〜い無為の時間を過ごさなくてはならないのである。これが絶望的な気分にさせた。寂しさに加えて待ち遠しさ。この“試練”に耐えた末に迎えるキャンプ、オープン戦、そして開幕は、もう何と表現していいか分からないほどうれしかったものである。

 いまはとてもじゃないが・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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