週刊ベースボールONLINE


マンネリ化したオールスターを再生しよう!地方球場で1試合のみ開催。「地域枠」も設ける。珍しさ・希少性に価値が

 

 今年のオールスターゲームは、7月17日(東京ドーム)と18日(マツダ広島)に行われるが、これは金曜日と土曜日の開催。筆者のような世代には、オールスターと言えば、土、日、火曜で3試合、という風に刷り込まれている。

 いま、球宴の歴史を調べてみると、第1回の51年は3試合だったのだが、52年は2試合、53年は再び3試合となったが、54年は2試合に逆戻り。ここから59年までは2試合。60年に7年ぶりに3試合となったが、61、62年は2試合。どういう基準で3試合年と2試合年が決められてきたのかここまでではよく分からない。というより、基準などなかったのかもしれない。

 それが、63年に3試合となると、ここから88年まで26年連続3試合。この長〜い3試合時代があるから、筆者などは「オールスターは土、日、火の3試合」が当たり前と刷り込まれてしまったワケだ。

 89年に久々に2試合となると、ここからは、五輪年に3試合、その他の年は2試合という原則が出来たようで(例外もある。04、08年は2試合)、現在までほぼそれが踏襲されている。

 63〜88年の3試合時代は、日本人がプロ野球に熱狂した時代と言える。オトウさんは、帰宅したら、まずテレビの前にデンと座り、ビールを飲みながらプロ野球中継を見る、という時代だ(ほとんどが巨人戦だったが)。60〜70年代のオトウさんは、巨人の長嶋茂雄王貞治を見るためにテレビの前に座った。63年は、ON砲、王と長嶋が初めて・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング