3年秋まで関西六大学リーグ通算3勝と全国的に“無名の男”岡田明丈が今春、一躍、ドラフト1位候補に急浮上した。リーグ戦を制すと、大学選手権でも猛アピール。神奈川大との準々決勝でタイブレークの末に敗退したとはいえ、自己最速を1キロ更新する152キロと能力の高さを見せている。 先ごろ行われた全日本大学野球選手権で、最も評価を上げた投手だ。特に神奈川大との準々決勝では無死満塁から救援登板して無失点で抑えた姿に、ドラフト上位候補の風格も見えた。185センチの大型右腕は秋まで目が離せない存在だ。
投球フォーム(9.0)には変なクセはない。大型なわりに上下のバランスが良く、安定した投げ方をしている。ただ、一つ注文をつけるとすれば、投球の「間」が一定になり過ぎているので、もう少し打者を見ながら投げられるようになるといい。フォームがいい投手は、打者にとっては威圧感を感じない。同じ「間」で投げていたら、打者はタイミングを取りやすくなる。躍動感というか、荒々しさというものが出てくれば、打者にとって嫌なタイプの投手になれる。
角度のあるストレート(8.5)は素晴らしいものがある。キレ、伸びともに大学生の投手ではトップクラス。150キロを超えるだけに、大学生では分かっていても打たれない。重そうな球質をしていて、
広島・大瀬良のようなドーンという真っすぐになっている。
変化球(8.5)は・・・
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