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井口和朋

Vol.34 井口和朋
[東農大オホーツク北海道・投手]
常時140キロ超の直球が魅力

 

第28回ユニバーシアード競技大会(韓国・光州)で侍ジャパン・大学代表は初の金メダル(決勝雨天中止のため台湾と両優勝)を獲得した。国際試合で最も重要とされる米国との準決勝では2番手として好救援で勝利投手に輝き、チームに大きく貢献。国際舞台での経験をラストシーズンの秋、そしてプロ入りへつなげる。

 全国大会では昨秋、今春と大舞台で堂々としたマウンドさばきを見せて、大学日本代表ではユニバーシアード金メダル奪取に貢献した右腕。神奈川の武相高から北海道に渡り、大学で順調に成長しているだけに、プロのスカウトの評価も上がっている。ここに来て、日の丸を背負った経験は貴重であり、秋のシーズンでも自分らしさを発揮した投球を見せてもらいたい。

 投球フォーム(7.5)はまだまだ改善の余地がある。一言で言うと「間」がないフォームになってしまっている。1、2、3で投げているから、打者にとってはタイミングが取りやすい。4、5くらいまで球持ちを長くする意識で、投げ込んだり、シャドーピッチングをすることが大切だ。左足の引き上げ、軸足の右足に体重を乗せるまでの動きは力強さがあっていいだけに、投げ急ぎだけを修正してくれば、もっと球威も上がってくる。



 ズドンと来るストレート(8.5)には魅力を感じる。常時140キロを超えるし、角度もいい。プロでも通用するレベルの真っすぐだと思う。変化球(8.0)は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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