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Vol.46 石橋良太[ホンダ・投手]
安定感で即戦力評価

 

2015年ドラフト会議を10月22日に控え、同連載も今週号が最終回となる。大卒1年目の昨年から社会人球界で抜群の安定感を誇り、試合を作れる投手。「即戦力」を求める球団は石橋良太を1位候補に挙げているはずだ。

 明徳義塾時代は主に内野手をしていたが、拓大では投手に専念。年々、投球術が上がってきた右腕である。大学時代にもスカウトの目に留まっていた素材だが、社会人の強豪・ホンダに進んで順調に成長した。一番の特徴は、何と言っても「安定感」である。どんな状態でも試合を作れる能力は、プロでも「即戦力」と見ていいだろう。ネット裏のスカウト陣は、今年の社会人ではトップクラスの投手として、リストアップしていると思う。



 投球フォーム(9.0)はオーソドックスな上手投げ。軸足の右足で立ったときのバランスが良く、体重移動もスムーズにできている。躍動感は少し物足りない感じを受けるが、腕の振りも良く、リリースポイントでシャープさというか、力を爆発させることができている。欲を言えば、下半身を使って下で粘れる投げ方になってくれば、さらに球威は上がる。

 ストレート(8.5)はきれいな回転で、伸びのある球を投げる。常時140キロ台を計測し・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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