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Vol.02 柳裕也(明大・投手) プロでも先発を任せられる万能型

 

名門・横浜高(神奈川)で3度甲子園の土を踏み、明大では1年春からリーグ戦登板と“王道”を歩いてきた柳裕也。侍ジャパンでも世界舞台で通用したのは、緩急自在の投球が実践できるから。頭を使えるクレバーな投手である。



 横浜高校時代から経験を多く積み、順調に成長してきた右腕。明大でも神宮のマウンドに早くから上がり、大学日本代表にも選ばれた。今秋はフル回転の活躍で、東京六大学リーグ戦で最多の5勝を挙げてベストナイン。最終学年となる来シーズンにつながる投球を見せてくれた。ネット裏のスカウト陣の中には、上位候補にリストアップした球団があってもおかしくない。

 投球フォーム(9.0)に変なクセはない。力みがなく、腕の振りもしなやか。右ヒジを柔らかく使えている印象だ。あえて注文を付けるとすれば、真上から投げ降ろすことにこだわり過ぎて、そこに意識が集中し過ぎる点。もっと、打者を見ながら投げられるようにしてほしい。フォームのバランスを気にし過ぎるのは良くない。自然にリリースポイントまで持って行ける形を追求してもらいたい。

 ストレート(8.0)はアベレージでは140キロ台前半。球の回転がきれいなため、被本塁打数が多いのが気になるが、まだまだキレが良くなる可能性を秘めている。変化球(8.5)で光るのは・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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