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Vol.10 藤嶋健人(東邦高・投手)「二刀流」としての可能性に期待

 

昨年11月の神宮大会でのインパクトは強烈だった。秀岳館高(熊本)との1回戦で先制、勝ち越しの2ラン2本。投げては完投で初戦突破の原動力となった藤嶋健人。出場が有力視されるセンバツでは「二刀流」の期待が高まり、投打両面で評価していく。



 1年夏の甲子園で鮮烈なデビューを果たし、同校OBの坂本佳一投手になぞらえて「バンビ二世」と称された選手。昨秋の明治神宮大会では2打席連続本塁打を放つなど打撃面でも非凡な才能を持っていることから、二刀流選手として夏まで動向を追いたい素材だ。各球団のスカウトは投手、野手どちらで評価することになるのか、注目したい。

 まずは投球フォーム(7.5)。上体の力が強過ぎて、重心が高い印象を受ける。地肩が強いので上の力だけでも投げられているが、今後はもっと下半身を使った投げ方を覚えたほうがいい。左足の引き上げが弱いが、変なクセはないので、下半身の力をリリース時にボールに伝えることを意識してブルペンで反復練習を積んでほしい。

 ストレート(7.0)の最速は146キロだが・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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