江川、西本が消えた投手陣を再生させるために斎藤、槙原、桑田らに喝!
今年の両リーグペナントレースは終了したが、全成績が確定して、あらためて思うのは、「完投が少なくなったなあ」、これである。投手の分業制がメジャー並みに確立されたことの結果なのだから当然ではあるのだが、「それにしてもなあ」の思いは残る。
12球団で完投数が最も多いのは
DeNA、
楽天の11。DeNAは各投手に分散しているが、楽天は
則本昂大が9完投だから、言ってみれば、則本1人が完投するチーム。これは則本が極めて特殊な存在なのであって、則本より完投数が少ないチームが6つもある。こちらも「それにしてもなあ」である。
89年の69完投、90年70完投。これはこの両年の
巨人投手陣の完投数である。四半世紀前は、こういう野球をやっていたのである。そう昔のことではない。この80年史もドームの時代に差し掛かり、かなり現代に近づいてきたのだが、野球そのものは、近づくどころではない。今回は、こういう時代もあったのだ、ということを知ってもらう原稿にしてみた。
1989年の巨人は・・・
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