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異変が目立つ15年のペナントレース序盤戦

 

ペナントが開幕して1ヶ月。日程は順調に消化されているが、今シーズンは異変が目立つ。両リーグで1球団が借金を独占したり、開幕してから本塁打の数が異様に少なかったりだ。序盤戦で気になった記録をまとめてみたい。

10試合で広島だけが借金




 開幕から全球団が10試合を消化した4月7日時点で、セ・リーグの成績は首位を走るのは勝率.700の中日で、2位は.600のDeNAであり、3位は.500の巨人。以下は阪神ヤクルトで最下位は2勝8敗の広島。セ・リーグで負け越しているのは広島1球団だけであった。

 10日には中日、DeNA、ヤクルトの3球団が8勝5敗の.615で、同率首位に並ぶ結果になった。10試合消化後に前年のBクラス3球団が同率首位なのはセ・リーグ史上初めてだ。この3球団の同率首位は1日で終わったが、3球団は16日までAクラス入りしていた。

 そのままでシーズン終了なら、前年のBクラス球団がそろってAクラスに進出という結果になっていたが、これはセ・リーグ史上初。パ・リーグには昨年の例がある。13年に4位ソフトバンク、5位オリックス、6位日本ハムが、14年には1位ソフトバンク、2位オリックス、3位日本ハムである。

7年目の初勝利


 ロッテ木村優太投手が4月7日のオリックス戦(京セラドーム)に先発して5回まで1失点で勝利投手になった。ただの勝利投手ではない・・・

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