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流れを変える絶好機
“元気”を浮上のきっかけに

 

本コラムは森脇監督休養以前に執筆されたものです

 なかなか思うようにはいかないものです。オリックス・バファローズは5月23日のロッテ戦(京セラドーム)で借金が今季最多の14に膨らみました(その後、6月3日現在借金17に)。

 ソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)の負け越しが決まった前日の22日、私は森脇浩司監督ら首脳陣に、颯爽と振る舞ってほしいと要望しました。具体的には一、三塁コーチは駆け足でコーチャーズ・ボックスに向かう。投手コーチはピンチのときには小走りでマウンドへ。さらに時には監督もマウンドへ行く──。

 選手にも言えることです。ベンチで声を出し、ハツラツと守備位置に就く。確かにこんなことで勝てたら苦労はしません。ささいなことかもしれません。しかし、全員でこれら一つひとつを積み重ねることが、今チームが失っている躍動感を取り戻し、引いては浮上のきっかけになると思ったのです。

 その翌朝、福岡から大阪に戻る新幹線の車中でした。家内から携帯電話に一通のメールが届きました・・・

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セトヤマ雑記帳

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オリックスの球団本部長の要職を務める瀬戸山隆三がチーム運営について語る連載コラム。

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