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通算1万試合達成の歴史を胸に、不振にめげず、総力戦でCSへ

 

 プロ野球は前半戦が終了しました。オリックス・バファローズはオールスターゲーム前に恒例の後援会の総会を7月14日に催し、京セラドームに約30人の幹部がお集まりになりました。宮内義彦オーナーが出席した懇談会では井上礼之会長(ダイキン工業会長)をはじめ、皆さまからチームにご意見やご指摘をいただきました。野球のプロフェッショナルではありませんが、その道を極めた方々ばかりです。球団本部長として現場にいると、失いがちな視点から示唆に富んだ言葉を多く頂戴しました。いくつかご紹介したいと思います。

(1)選手には最初に年俸を払い過ぎているのではないか。活躍の度合いに応じ、報酬を支払うシステムを導入すればどうか。そうしないと選手は気合が入らない。

(2)オリックスの選手は紳士だが、大人しいのではないか。やんちゃな選手を優先的に獲得した方がいい。

(3)今季、これだけ故障者が多いのは選手の精神力に問題がある。選手は叱れば叱るほど成長する。フロント、首脳陣は選手に甘いのではないか。

(4)補強した選手が自分たちのペースで仕事ができる環境が整っているのか、見直す必要があるのではないか。

(5)7月13日のロッテ戦(京セラドーム)で前身の阪急時代から通算1万試合を達成するなど長い歴史があるのだから、今の不振にめげずに頑張ってほしい。

 年俸システムは一概に何が正解は言い切れませんが、(2)や(3)には心当たりが・・・

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セトヤマ雑記帳

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オリックスの球団本部長の要職を務める瀬戸山隆三がチーム運営について語る連載コラム。

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