プロ1年目の昨季はケガによる長期離脱もあり、不本意な成績、シーズンに終わった。そんな中でも一軍を経験したことで今季に向けて大きく前進した。今年は一軍に帯同する期間も増えており、大きな躍進を期待されている。 「信頼されるショート、セカンドを目指します」
昨年の新人合同自主トレの打撃練習で、報道陣の目をクギ付けにした。シャープなスイングから放たれる鋭い打球。ドラフト1位の高卒新人が1年目から活躍するかもしれない。そんな期待を抱かせた。
イースタン・リーグが開幕すると好不調の波はあったが、4月終わりには打率3割目前まで迫った。しかし、アクシデントに見舞われる。走塁中、二塁ベースへのスライディングの際に右足かかと付近のじん帯を断裂。約3カ月間の離脱を余儀なくされた。
「(野球人生で)初めての大きなケガで、これから何をすればいいのか、と悩みました。でも、トレーナーやコーチの助言を受けてウエート・トレーニングや上半身だけの打撃練習など、できることをやりました」
このケガで大幅に出遅れたが、シーズン終盤に札幌ドームで一軍デビューを果たす。わずか2試合だったが、大きな経験になった。
「初めての札幌ドームは緊張しましたが、鎌ケ谷と雰囲気も選手も違うので本当に楽しかったです。ずっとここでプレーできたらと思いました」
1年目を終えると、オフに正遊撃手の
大引啓次が
ヤクルトへ移籍。このチャンスに燃えないはずがない。キャンプからポジション奪取を目指したが・・・
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