2009年、高校球児として甲子園を沸かせた
菊池雄星も、24歳の年を迎える。6年目となる15年を「一番大事な年」とプレッシャーをかけ、覚悟をもって挑む構えだ。
一軍初登板の11年から年々登板数を増やし、14年は23試合に先発。13年の9勝を最低ベースとし、当然2ケタ勝利が期待されていた。しかし、13年に負った肩の故障の影響は開幕してからも響き、自身開幕3連敗と結果がついてこないことで、なおさら焦りが募る。
「結果が出ないと、原因をどうしてもフォームのせいにしてしまう」
自身の投球に迷いを抱えたまま月日が過ぎていき、「良くなってきたのは終盤になってから」だった。契約更改では、初のダウン提示も経験。「今年は何もしていない」。猛省の一年となった。
15年への準備は、もうすでに始まっている。14年まで解説者の立場から菊池を注視し続けてきた新任・土肥コーチの“違う視点”に積極的に耳を傾け、新たな気付きを得たと話す。さらに、秋季キャンプでは、新体制となる土肥、横田の両投手コーチと常に話し合いを持ち、シャドウピッチングと修正を繰り返し、フォーム改善に取り組む日々。どちらも、メカニック的な観点からの指導力に定評あるコーチだけに「僕は、きちんと理解できてからじゃないと動けない性格」の菊池には、非常に効率的かつ有意義な期間となった。
「キャンプもきっちりできた。今は迷いもない。これを継続できるよう、しっかり自主トレをして新シーズンにつなげたい」と燃える。
「ここまでファンの期待を裏切っている。チームメートやファンに信頼してもらえる1年にしたい」
年男である菊池。2ケタ勝利が最低目標となる。