昨年のドラフトでは柳裕也(中日)、星知弥(ヤクルト)の両右腕が指名を受け、15年は上原健太(日本ハム)、14年は山崎福也(オリックス)と近年の明大は投手育成に長けていると言っていい。17年は先発、抑えに対応できる左腕・齊藤大将に注目が集まっている。 中学時代から大舞台での経験を積んできた左腕。桐蔭学園高時代には2年夏の神奈川大会決勝で桐光学園高・
松井裕樹(現
楽天)と投げ合った。明大では1年時からリーグ戦に登板し、中継ぎとしてチームの優勝に貢献した。大きな故障がなく、順調にステップアップしてきただけに、各球団のスカウトは高い評価をしているのではないか。最終学年となった今年、先発として長いイニングを投げられるようになれば、人気が出てくる素材だろう。
投球フォーム(8.5)はややヒジが低いスリークオーターで投じる。高校時代から大きく変わった点はなく、最も強く腕を振れる位置から投げられている。左ヒジの使い方は柔らかく、リリース時に指先に力が伝わっている。プレートの一塁側を踏み、打者からは球の出所が見えにくい形になっている。
最速146キロのストレート(8.0)は球威十分。左投手特有のクロスファイアの角度もあって、右打者の内角に決まる球がいい。球速だけがすべてではないので、今後は打者の手元で・・・
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