週刊ベースボールONLINE

チャイニーズ・タイペイ3連戦

いざ出陣!日本武士×中華戦士

 


侍ジャパンGAMEハイライト第3戦


◎11月8日(金)天母球場 観衆8,081人
(侍)三嶋−○松葉−井納−S益田
(チ)●郭俊麟鄭凱文−陳敏賜−羅國華−羅嘉仁
[本]なし

1点を守り勝つ野球
あらためて知る日本の投手力

危なげないシャットアウト勝利に、小久保裕紀監督も「投手陣が良く逃げ切ってくれた」とわずか1点を、継投で守り切った4投手の労をねぎらった。

 3連戦を通じて初めて先手を取った試合。3回、二死から九番・菊池涼介が代表初安打で塁に出ると、すかさずスチール、得点圏へと進む。すると、一番・岡島豪郎が右前へと弾き返し、2人で1点をもぎ取る効率の良い攻め。しかし、打線はこれにて打ち止め。「17年の脅威になる」と指揮官が絶賛した先発の郭俊麟の前に凡打の山を築き、6つの三振を献上した。

 ただし、それ以上の働きを見せたのが侍投手陣だ。先発の三嶋一輝は立ち上がりに苦しみ、初回、2回と得点圏に走者を背負う「50点の出来」だったが、4回2安打無失点にまとめるのだから、修正能力の高さには驚かされる。続く松葉貴大は3回を無安打、井納翔一、3者三振で締めた益田直也とゼロ封リレーを見事に完成させた。

 3試合を通じて失点はわずかに4。「(招集した投手)みんな通用する」と指揮官もあらためて日本の投手力の高さを知る3試合となった。

▲第3戦は投手戦となったが、その中で3回表二死三塁から貴重な右前適時打を放った一番・岡島。楽天の日本一をけん引した男が侍ジャパンでも3試合で一番を務めきった



▲第1戦に続き9回のマウンドに上がった益田。1対0の緊迫した場面で3者連続三振と好投し、小久保ジャパンを初陣3連勝に導いた

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング