週刊ベースボールONLINE

週刊ベースボール選定!

衝撃のトレード歴代ベスト10

 


主なできごと
大相撲の朝青龍がモンゴル人初となる横綱に昇格(1月)、54階建ての複合施設『六本木ヒルズ』がグランドオープン(4月)、アメリカ軍がイラクのサダム・フセイン元大統領を拘束(12月)

ダイエー:小久保裕紀/無償トレード

▲球団の顔が無償トレードで巨人へ。移籍当時、真相について本人の口から語られることはなかった



球団との確執、高額年俸…
チーム揺るがす“無償”移籍


 誰もが耳を疑う「無償トレード」という言葉。しかもホークスの四番、チームの顔である。時は11月3日。日本一パレードが盛大に行われた翌日だった。祝賀ムードに冷水を浴びせかけるような突然の発表だった。

「昨年くらいから本人がどうしてもステップアップしたいと。小久保君が有利なように無償で巨人に行くことになった」。これが中内正オーナーの説明だが、納得のいくものでは到底ない。松中、城島らチームメートから当然の如く反発の声が上がった。

 最大の理由は推定2億1000万円(当時)とも言われる高額年俸と球団との根深い確執だった。

 当時のオーナー代行兼球団代表は野球に精通しておらず、傍若無人な振る舞い、発言でたびたび小久保と衝突していた。

 そして決定的だったのは「うるさい小久保がいないから優勝できた」のひと言。オープン戦で右ヒザじん帯を損傷し、シーズンを棒に振っていたが、もう我慢の限界だった。

 3年後の06年オフ、小久保は王監督の「戻って来い」の言葉によりFAで古巣に復帰。2000安打を達成して現役を退いた。


主なできごと
東京・池袋に60階建ての超高層ビル『サンシャイン60』が開館(4月)、新東京国際空港(成田国際空港)が開港(5月)、日本テレビで『24時間テレビ 愛は地球を救う』がスタート(8月)

阪神田淵幸一古沢憲司/西武真弓明信竹田和史若菜嘉晴竹之内雅史

▲西武では80年に43本塁打を放った


▲セの人気球団に移った真弓(写真右端)らはいずれも笑顔だった



真夜中の非情通告に激怒
虎の主砲、ライオンズへ


 時刻は深夜の午前3時。大阪・梅田のホテル阪神に球団から呼び出された田淵は目を充血させて怒った・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング