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V9巨人の前に敗れ散った監督たち

打倒・巨人に挑んだ男たち・監督編(3)

 

西本幸雄(監督歴:大毎60、阪急63〜73、近鉄74〜81)

【通算監督成績】
ペナントレース:1384勝1163敗118分 勝率.543(日本一:0回)
【対巨人監督成績】
ペナントレース:対戦なし
日本シリーズ:8勝20敗0分 勝率.286

 監督通算1384勝は歴代6位。リーグ優勝も大毎で1回、阪急で5回、近鉄で2回と計8回を記録している。まさに名将と呼ぶにふさわしい成績を残してきた西本幸雄。だが、日本一は一度もなく、それゆえに“悲運の”という枕詞を免れない。

 特に阪急時代の日本シリーズは、5回すべてをV9巨人と戦い、打ち負かされている。

 Wエースであった米田哲也梶本隆夫は徐々に衰えが見え始めていたものの、足立光宏山田久志らが台頭。野手も長池徳士福本豊加藤英司らが活躍し、チームは第一次黄金期を迎えていた。そのメンバーでも歯が立たなかったことが、当時の巨人の盤石の強さを証明していると言えるだろう。

 厳しさと誠実さで、弱小球団を一から立て直しリーグ優勝へと導き、選手からも慕われた西本。それだけに「西本監督の・・・

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