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特集・2015球界“ヒット”プレイヤー予測&ランキング

2015年セ・パ最多勝利投手予想

 

パ・リーグ 最多勝利レース展開予測


黄地は「編集部イチオシ」選手
編集部予測ランキング
15年のボーダーライン16勝

※過去3年の実績=14年/16勝(金子千尋オリックス)、13年/24勝(田中将大楽天)、12年/17勝(摂津正ソフトバンク



 タイトル獲得の筆頭候補は則本昂大を推したい。過去2年間で29勝をマークし、今シーズンも開幕前のオープン戦で万全の仕上がりを披露。まだまだ伸びしろ十分の25歳が最多勝争いのメーンキャストになると予想する。

 その右腕の背中を追うのが大谷翔平。昨年は投手として11勝をマークし、急成長を遂げた21歳。オフの肉体改造の成果でさらにパワーアップした肉体を武器に初タイトル獲得も視野に入れる。ほかに注目株はロッテイ・デウン。188センチの長身から繰り出される最速154キロの直球は威力十分。過去の実績では見劣りするが、日本での大化けの可能性は十分にある。

 また、昨シーズンの沢村賞右腕の金子千尋の存在も忘れてはならないだろう。右ヒジの状態が万全であれば、昨年同等の勝ち星(16勝)か、それ以上の数字を残しそうだ。

編集部イチオシ!2015年の主役候補
千葉ロッテ・イ・デウン〜赤マル急上昇のダークホース〜


■1989.3.23=26歳 ■位置=投手 ■球歴=信一高−カブス/マイナー



 NPBでもメジャー・リーグでも実績はゼロ。正真正銘のダークホースだが、タイトル獲得の期待を抱かせるに足る素質を、ロッテの新助っ人、イ・デウンはオープン戦で証明した。初の実戦となった2月24日のソフトバンク戦(宮崎アイビー)で1イニングを三者凡退でデビュー。オープン戦初登板となった3月1日の中日戦(ナゴヤドーム)でも3回を1安打無失点。7日のソフトバンク戦(QVCマリン)では先頭の本多雄一に四球を与えただけで、5回を無安打、打者15人に抑える圧巻の投球だった。

 オープン戦を通じて計13回を1安打2四球10奪三振無失点。常時150キロ前後を計測する直球を軸に、ナックルカーブやスプリット、カットボールで打者をかわすスタイルは安定感抜群で・・・

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